学資保険は必要?しくみ・メリットと注意点(返戻率・途中解約・物価)、預金やNISAとの比べ方
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当サイトは、特定の金融商品の購入や保険の加入を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。商品の内容や手数料は変わることがあるため、最終的な判断は公式の情報を確かめたうえで、ご自身の責任で行ってください。
子どもが生まれると、学資保険をすすめられる機会が増えます。学資保険は、決まった時期に教育費を受け取れるように準備できる一方で、途中でやめると損をすることがあるなど、注意点もあります。この記事では、しくみと注意点、ほかの方法との比べ方を整理しました。入るかどうかを決める前の判断材料にしてください。
先に結論
- 学資保険とは:毎月保険料を払い、子どもの進学の時期に合わせて祝い金や満期保険金を受け取る保険。
- メリット:強制的にためられる。契約者(親)に万一のことがあると、以後の保険料が免除されるタイプが多い。
- 注意点:途中で解約すると、払った額より戻る額が少なくなる(元本割れ)ことがある。物価が上がると、受け取る額の価値が目減りする。
- 比べ方:返戻率、払込期間、受け取る時期、保障の内容を、預金やNISAなどと比べて決める。
学資保険のしくみ
学資保険では、契約者(ふつうは親)が保険料を払い、子どもが決まった年齢になったときに、満期保険金や祝い金を受け取ります。払込期間を「10歳まで」「18歳まで」などから選べる商品が多く、短い期間で払い終えるほど、毎月の保険料は高くなります。
返戻率の見かた
返戻率は、払った保険料の合計に対して、受け取る額がどれくらいかを表す数字です。
返戻率の計算
返戻率(%)=受け取る額の合計 ÷ 払う保険料の合計 × 100
例:保険料の合計が200万円で、受け取る額が210万円なら、返戻率は105%。
返戻率が100%を超えていれば、払った額より多く受け取れます。ただし、返戻率は契約する人の年齢、払込期間、受け取り方などで変わります。同じ商品でも条件によって違うので、比べるときは同じ条件で見積もりをとりましょう。医療保障などの特約を付けると、そのぶん保険料が増えて、返戻率は下がります。
メリット
- 強制的にためられる:保険料として毎月引き落とされるので、ついほかのことに使ってしまう心配が少ない。
- 保険料の払込免除:契約者が亡くなったり、所定の高度障害状態になったりした場合に、以後の保険料が免除され、予定どおり満期保険金などを受け取れるタイプが多い。
- 受け取る時期が決まっている:進学の時期に合わせてお金が用意できる。
- 生命保険料控除:一般の生命保険料控除の対象になり、所得税や住民税が少し軽くなることがある。
注意点
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 途中解約で元本割れ | 早い時期に解約すると、払った額より戻る額が少なくなることが多い |
| 物価が上がると目減り | 受け取る額は契約時に決まるので、物価が上がると実質的な価値が下がる |
| お金が長く固定される | 満期までは引き出しにくく、急な出費に使いにくい |
| 返戻率が100%を下回る商品もある | 保障を厚くした商品などでは、払った額より少なくなることがある |
保険料を払い続けられるかどうかが、もっとも大事なポイントです。家計に無理のない金額にしましょう。
預金・NISAとの比べ方
| 学資保険 | 預金 | NISA(投資信託など) | |
|---|---|---|---|
| 元本 | 満期まで続ければ、返戻率100%以上の商品なら減らない | 減らない | 値下がりで減ることがある |
| 増え方 | 契約時に決まる | 金利しだい | 運用成績しだい。大きく増えることも減ることもある |
| 引き出しやすさ | 引き出しにくい(解約は損になりやすい) | いつでも引き出せる | いつでも売れるが、そのときの価格になる |
| 親に万一のとき | 払込免除がある商品が多い | なし | なし |
NISAのしくみは NISAとは? で紹介しています。教育費を使う時期が近いお金ほど、値下がりの影響を受けにくい方法で準備するのが一般的です。どれか1つに決めず、組み合わせる家庭も多くあります。
学資保険が向いている家庭・向いていない家庭
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 自分では貯金が続かない | 家計に余裕がなく、保険料を払い続けられるか不安 |
| 親に万一のことがあっても、教育費だけは確実に残したい | すでに十分な死亡保障があり、貯蓄も自分でできる |
| 値下がりのリスクをとりたくない | 物価の上昇に備え、増える可能性のある方法を選びたい |
親の死亡保障が別の保険で十分にある場合、払込免除の価値は相対的に小さくなります。死亡保障の考え方は 子育て世帯の死亡保障の考え方 を参考にしてください。教育費の一部として、児童手当 をためておく方法もあります。
入るなら、確認しておきたいこと
- 返戻率と、払う保険料の合計・受け取る額の合計
- 払込期間と、受け取る時期・回数
- 払込免除の条件
- 途中で解約した場合の解約返戻金の推移(何年目でいくら戻るか)
- 特約を付けているか、付けた場合の保険料と返戻率
よくある質問
Q. いつまでに入ればいいですか?
多くの学資保険には、契約できる子どもの年齢の上限があります。また、早く入るほど払込期間が長くなり、毎月の保険料は低くなります。出産前から申し込める商品もあります。検討するなら、子どもが小さいうちに比べておくとよいでしょう。
Q. 受け取った満期保険金に税金はかかりますか?
契約者(保険料を払う人)と受取人が同じ場合は、一般に一時所得として所得税の対象になりますが、一時所得には特別控除(最高50万円)があるため、税金がかからないことも多いです。契約者と受取人が違う場合は、贈与税の対象になることがあります。契約者と受取人の組み合わせは、契約時に確認しておきましょう。
Q. 祖父母が保険料を払うこともできますか?
祖父母を契約者にできる商品もあります。ただし、契約者に万一のことがあったときの払込免除は、契約者について判断されるので、年齢によっては保険料が高くなったり、契約できなかったりします。税金の扱いも変わるので、事前に確認が必要です。
Q. 物価の上昇が心配です。
学資保険の受け取る額は契約時に決まるため、物価が上がると、同じ金額でも買えるものが減ります。学資保険だけにたよらず、預金やNISAなどと組み合わせて、教育費を分けて準備する方法もあります。
比べながら相談したい人へ
学資保険は保険会社ごとに返戻率や条件が違うので、複数の商品を同じ条件で比べることが大切です。複数の保険会社の商品を扱う相談窓口を使う方法もあります。たとえば、ベビープラネット(運営:株式会社レガシーワークス)は、妊娠中や子育て中の家庭向けに、保険の専門家との無料相談を何度でも受けられると案内しています。相談の前に、上の「確認しておきたいこと」をメモしておくと、比べやすくなります。くわしくは公式サイト
で確認してください。
まとめ
- 学資保険は、強制的にためられることと、親に万一のときの払込免除が主なメリット。
- 途中解約での元本割れや、物価の上昇による目減りに注意する。
- 返戻率は条件で変わるので、同じ条件で見積もりを比べる。
- 預金やNISAとの違いを理解し、家計や死亡保障の状況に合わせて選ぶ。
出典:ベビープラネット 公式サイト/金融庁「NISAを知る」(いずれも2026年11月8日に確認)