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子育て世帯の死亡保障はいくら必要?遺族年金でもらえる額を差し引いて考える方法と、見直しのタイミング

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当サイトは、特定の金融商品の購入や保険の加入を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。商品の内容や手数料は変わることがあるため、最終的な判断は公式の情報を確かめたうえで、ご自身の責任で行ってください。

子どもが生まれると、「自分に万一のことがあったら家族は生活できるだろうか」と考える人が多いです。ただ、不安から大きな保険に入ると、毎月の保険料が家計を圧迫することもあります。死亡保障は、国の遺族年金でもらえる額を知ったうえで、足りない分だけを考えるのが基本です。この記事では、その考え方を順番に整理しました。

先に結論

  • 考え方:必要な額=(これから必要なお金)−(遺族年金など入ってくるお金)−(今ある貯蓄)。
  • 遺族基礎年金:子のある配偶者などに支給され、子が2人なら年額133万4,900円(令和8年度の例)。
  • 会社員・公務員なら:遺族厚生年金も上乗せされる(亡くなった人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3)。
  • 住宅ローン:団体信用生命保険に入っていれば、ローンの残りは保険で返されることが多い。
  • 見直し:子どもが生まれたとき、家を買ったとき、子どもが独立したとき。

必要な死亡保障の考え方

必要な死亡保障の考え方 足りない分だけを保険で備える これから 必要なお金 生活費・教育費・住居費 遺族年金など 国から入ってくるお金 今ある貯蓄 足りない分=保険
左の「必要なお金」から、右の「入ってくるお金」と「貯蓄」を引いた残りが、保険で備える目安です

1. これから必要なお金

  • 家族の生活費:子どもが独立するまでの年数×1年分の生活費。亡くなった人の分の食費などは減ります。
  • 教育費:進学の予定によって大きく変わります。
  • 住居費:賃貸なら家賃。持ち家でローンが残っている場合は、団体信用生命保険の有無で変わります。
  • そのほか:葬儀の費用など。

2. 入ってくるお金

  • 遺族基礎年金、遺族厚生年金(次の章でくわしく説明します)
  • 残された配偶者の収入
  • 勤め先の死亡退職金や弔慰金(会社の制度による)

3. 今ある貯蓄

預貯金や、すぐに使える資産です。

遺族年金でもらえる額

遺族基礎年金

国民年金に加入していた人などが亡くなったとき、子のある配偶者、または子に支給されます。ここでの「子」は、18歳になった年度の3月31日までの子(障害のある子は20歳未満)です。

項目年額(令和8年4月分から)
基本の額(配偶者が受け取る場合)847,300円
子の加算(1人目・2人目)各243,800円
子の加算(3人目以降)各81,300円
例:子が2人の場合の合計1,334,900円

(日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」をもとに作成。昭和31年4月2日以後生まれの人の額)

遺族厚生年金

会社員や公務員など、厚生年金に加入していた人が亡くなったときに支給されます。年金額は、亡くなった人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3です。加入期間が短い場合でも、一定の条件を満たせば300か月加入したものとして計算されます(日本年金機構「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」)。具体的な金額は、ねんきん定期便やねんきんネットで、自分の加入記録を見ながら確認できます。

遺族年金を受け取るには、亡くなった人が保険料を納めていたかどうかなどの条件があります。また、遺族年金の制度は見直しが予定されているので、最新の内容は日本年金機構の案内で確認してください。

計算の例

考え方をつかむための、ざっくりした例です。実際の金額は家庭ごとに大きく違うので、自分の数字で計算してください。

例:自営業の親が亡くなり、配偶者と子ども2人(3歳と1歳)が残った場合

・生活費:月25万円×12か月×17年(下の子が18歳になる年度まで)=約5,100万円
・教育費:2人分で1,000万円と見積もる
・入ってくるお金:遺族基礎年金(子2人の間は年133万4,900円、上の子が対象外になると減る)+配偶者の収入
・今ある貯蓄:300万円
→「必要なお金」から「遺族年金」「配偶者の収入」「貯蓄」を引いた残りが、保険で備える目安になります。

配偶者の収入をどう見込むかで、結果は大きく変わります。働き方が変わる可能性も考えて、少し控えめに見積もっておくと安心です。また、子どもが大きくなるほど「残りの年数」が短くなるので、必要な額は年々減っていきます。

自営業と会社員で、必要な保障は変わる

会社員・公務員自営業・フリーランス
遺族基礎年金あり(子がいる場合)あり(子がいる場合)
遺族厚生年金ありなし
死亡退職金など会社の制度による基本的になし
保険で備える額の傾向比較的少なくてすむことがある多めに考える必要がある

自営業の人は遺族厚生年金がないため、同じ家族構成でも、保険で備える額が大きくなりやすいです。

住宅ローンと団体信用生命保険

住宅ローンを組むときに団体信用生命保険(団信)に入っている場合、ローンを借りた人が亡くなると、多くの場合、残りのローンは保険で返されます。この場合、残された家族は住居費の負担が大きく減るので、生活費の見積もりから住宅ローンの返済を外して考えられます。夫婦でローンを組んでいる場合などは、どちらに何があったときに、どこまで保険で返されるかを契約内容で確認しておきましょう。

保険の種類のちがい

種類特徴向いている考え方
定期保険決まった期間だけ保障。保険料が比較的安い子どもが独立するまでなど、期間を決めて備えたい
収入保障保険亡くなったあと、毎月決まった額が年金のように支払われる生活費の不足を毎月の形で補いたい
終身保険一生涯の保障。解約したときにお金が戻ることもあるが、保険料は高め葬儀費用などを一生涯準備したい

子育て期は、子どもが小さいほど必要な額が大きく、成長するにつれて減っていきます。そのため、期間を決めて備える定期保険や、受け取る総額が年々減っていく収入保障保険が検討されることが多いです。

見直しのタイミング

  • 子どもが生まれたとき
  • 家を買ったとき(団信に入った)
  • 転職や独立で、会社員から自営業になったとき
  • 子どもが独立したとき(必要な額が大きく減る)

よくある質問

Q. 共働きなら、2人とも死亡保障が必要ですか?

共働きで2人の収入で生活している場合は、どちらに万一のことがあっても家計に影響が出ます。それぞれについて、亡くなった場合に足りなくなる額を計算してみましょう。遺族年金は、亡くなった人の加入状況や残された人の条件で変わります。

Q. 勤め先の保障は、どこで確認できますか?

死亡退職金や弔慰金、団体保険などは、就業規則や福利厚生の案内、総務・人事の窓口で確認できます。意外と大きな額が出る会社もあるので、保険を決める前に確認しておきましょう。

相談して決めたい人へ

遺族年金の額や家計の状況をふまえて必要な保障を出すのは、自分だけでは難しいこともあります。複数の保険会社の商品を扱う相談窓口で、比べながら考える方法もあります。保険の無料相談のしくみや注意点は 保険の無料相談はなぜ無料? にまとめています。たとえば、ベビープラネット(運営:株式会社レガシーワークス)は、妊娠中や子育て中の家庭向けに、20社以上の保険を扱う専門家との無料相談を案内しています。自宅やオンラインなどで相談でき、くわしくは公式サイトで確認してください。

ベビープラネット

まとめ

  • 死亡保障は「必要なお金−入ってくるお金−貯蓄」の足りない分で考える。
  • 子のある配偶者には遺族基礎年金が出る。子2人なら年額133万4,900円(令和8年度の例)。
  • 会社員・公務員なら遺族厚生年金が上乗せされる。自営業は多めに備える必要がある。
  • 住宅ローンの団信があれば、住居費の負担は大きく減る。
  • 子どもの誕生、住宅購入、独立などのタイミングで見直す。

出典:日本年金機構「遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)」/日本年金機構「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」/ベビープラネット 公式サイト(いずれも2026年11月8日に確認)